うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
肌寒く 毛布取り出し パグと潜る 毛布とパグと 心がふわふわ
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薫智
上京をするとき食べた母親の弁当の味忘れられない
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詠み人知らず
弱りし祖母の愛しい人を代理詣り祖母の愛されし記憶を卓に並べ呑む
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詠み人知らず
肩並べ歩く高瀬川こんな楽しい法事は初めて血の来し方を愛す日
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恣翁
爺に手を 引かれて濱の 落日を 眺むる孫や 何思ふらむ
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逢桜カイン
ざりざりきゅっ眉を舐められ噛まれたり子猫なりに毛繕いせん、か
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石銅サヨリ
叱るとき「恵まれない子」引き合いに出せる世界のおめでたきこと
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詠み人知らず
亡き母が今朝がた夢にでてくれしすぐに消え去り涙のあとが
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さる
ゆく秋に薄のゆれる川辺きて越しかた語る吾妻とともに
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逢桜カイン
微睡みの間に見ていた変な夢。僕は還った。知らぬ子宮へ
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舞
今日もまた朝餉用意の音がして妻起こし来るオハヨウの朝
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鹿男あほでよし
注意してくれる大人がいなくなり、僕のパジャマに米粒とシミ。
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大獏
腐葉土のにおい消えゆくこの街に家路つらつら秋刀魚が香る
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卯月
こんなにも悲しかったと言うために幼い日々の記憶を削る
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たんぽぽすずめ。
ゴミ屋敷 片した愚痴を聞く兄が困れば黙し時を返そふ
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詠み人知らず
食べれない我に作りしラーメンに夫のやさしさしみとおりし
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悠々
火の國のおみななりせば我が母は熱き乳房に我を抱きぬ
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さる
わが孫のくれし真紅の薔薇の香に七十八のいのちいきいき
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対空
あなたは誰かが泣くと海になるね角部屋に水平線引いて
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たんぽぽすずめ。
父影ほ 見やれば家に行き待ちた不安を拭ぐふ夜の零時過ぎ
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