うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
|
|
-
うすべに
真夏かと思う陽ざしにせかされて 水撒く父の肩越しに虹
13
もっと見る
-
金魚藻
青空に白く聳える直方体僕らの海は電子の彼方
2
もっと見る
-
コタロー
池の中覗ゐてみれば小魚が澤山泳ぐ夏へ向かつて
8
もっと見る
-
詠み人知らず
朝の街路 けやき並木のトンネルに自転車走らせ爽やかなりし
8
もっと見る
-
灰色猫
新緑の湖畔を歩む涼やかなドレスのような日傘をさして
20
もっと見る
-
源 漫
夜もすがら厭はしき蚊の音すなり早出と思へば五月蚊帳も良し
4
もっと見る
-
あんて
水田が世界に繋がる道もあり空を見上げる あっ、流れ星
3
もっと見る
-
青き銀椀
風の緒ゆいこまのやまを吹きぬけて宙にありせば時の行くまで
10
もっと見る
-
可不可
五七五七七も浮かばない タラのシラコ煮みたいな腦ミソ
8
もっと見る
-
詠み人知らず
青き山映す植田の水明かり 夏鶯の山越へこだます
7
もっと見る
-
滝川昌之
雨季待てど花芽のつかぬ紫陽花に子の無き叔母は身を映しおり
18
もっと見る
-
灰色猫
灼熱の砂漠でぽつんと唸ってる冷蔵庫へとひきこもるぼく
17
もっと見る
-
縫
つぶラムネ暑気とかじればお早めにぼくの世界で夏がひろがる
4
もっと見る
-
吉野 鮎
降り立てば終着驛を染上げて陽のなごり燃ゆこころ殘りを
8
もっと見る
-
ＫＥＮ
しらびその 朽ち木に燈る 不知火を 魂と見るかは 花と戀ふかは
11
もっと見る
-
夕夏
かきつばたみずべでしょうぶともにありあやめたりないあらそうみずべ
3
もっと見る
-
青き銀椀
かなしびの抱へてこころみたす由きみ生くることわれ生くること
10
もっと見る
-
夕夏
ぜんしんをしたらばかにといえるのかにたりとわらうかにおいしくて
2
もっと見る
-
可不可
蟲メガネにフォーカスされる蟻の気持ち 紅く汗ばむ肌を這ひずる
7
もっと見る
-
滝川昌之
青嵐に若き翼はあおられて風切る親に倣えツバクロ
20
もっと見る
