うたの一覧
(カテゴリー:家族 並び替え:新着順)
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でくのぼう
圍爐裏ばた 針仕事する 母の手のささくれる指 あかね雲染め
7
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こなまいき
徹夜する夜にコポコポ音がする僕に煎れる母の優しさ
5
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けにちん
何一つ守れるものは持ってない?そんなのまちがいキミこそたから
3
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けにちん
生を食み繋ぎ紡ぐは誰が為か知り得て今に感謝しかない
2
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山桃
うたよまぬ夕べもありて楽しかるただ一心に栗の皮むく
13
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紫乃
真夜中の 隣の隣の騒音で眠れない(けど安心したり)
1
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芳立
子も孫も継げとろくでもなき父の万年筆のあと蒼黒き
7
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銀
おかしくも哀しくもないただこれと屋根と床とを共にするだけ
4
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銀
細胞の多数決にて決めたはず軋轢さえも飲み込んで死ぬ
6
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せいか
「妻が死にもう十年になりました」 笑みを浮かべた同年の人
1
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銀
悔恨の鎖解き放ちたるときわたしも赦す わたしを赦す
1
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あき
舞い戻る実家暮らしの不自由は部屋とトイレが遠いってとこ
12
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半格斎
目があいし交はすことばはひとつ言「あぁつかれたね」夕餉時かな
14
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山桃
なきひとのおもひでさへや告げなくに旅立つ君を愛しとおもふ
7
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只野ハル
入院はあとどれくらい翌日に問われ少しと応えて祈る
5
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只野ハル
入院の前夜の母の背を流す思い満ちれど何も言えずに
7
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あき
母親というのはどうも いつまでもぎゃおんぎゃぉおん喚き散らして
11
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詠み人知らず
目に見えぬ翼広げて乙女らよ未来の夢へフォースと共に
2
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紫草
顔施して心尽くすは誰がためか 義母の為かな吾れの為かな
4
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みやこうまし
恍惚の妻に亡母の面影を見て介護に込める夫の優しさ
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