うたの一覧
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つきの
朝寒の里煙立ち祖母の声 「寒」が手探りの初俳句です。
1
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只野ハル
外出の前に時計を合わせてとクォーツになれど母の口癖
3
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詠み人知らず
受験票到着したらすぐにでも神社に参るこの子に運を
1
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あき
朝と昼抑えてみても反動で夜にがっつり食べる無意味さ
9
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ゆうくん
冬の朝 妻の寝息の やさしさが 夢の世界へ おくるそよ風
2
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あき
暖かい日が続いてるでも冬は来たんだだってのどが痛いし
10
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ゆみうさ
鉄棒の匂いが好きなおとうとが急に泣きだす夕暮れの坂
11
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只野ハル
格好を気にしてた父シルバーカーを押し歩く休みながらも
1
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紫草
君もどり次に必ず吾れを呼ぶ いざ穏やかにほほ笑みにけり
8
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詩月恵
お祭りの朝の台所 押し寿司とえびす寒天つくる母の手
7
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聴雨
君がほら育ったように育ててる一筆書きの星座のように
5
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只野ハル
診察の一時間前待合のソファーに母と並んで座る
4
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悠々
海風に混じりて聞こゆ絶え間なき子ら呼ぶ聲よ親呼ぶ聲よ
19
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かなざわゆきお
土曜日の午後ゆっくりと津村節子吉村昭と癌と死を思う
1
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紫草
秋の日の柔らかき陽を背にうけて 丸い背中 主人の鼻歌
5
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冬野 凪
風船もまともに膨らませずにゐる僕に愛想つかして妻子はディズニーランドへ行つた
2
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ゆみうさ
蜜色の明かりの注ぐキッチンに魚のお腹が開かれている
11
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詠み人知らず
ストレスで肌が荒れると愚痴るけどお化粧よりも 笑顔が一番
2
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詠み人知らず
休日は娘のパシリに忙しくへとへとになるアハードディズナイト
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只野ハル
お互いの照れもいつしか薄れ行く母の背中を幾度も洗う
7
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