うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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いちにのパッパ
グワワアとディーゼル音を唸らせて「南紀」は父の故郷へ発つ
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舞
あと何度桜見れるか冗談す老いゆく母の背中小さく
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しづく
春霞 亀の甲羅は去年より大きくなった餌も食べたし
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村上
飯つくる妻に素直にありがたうと云へる年齢になり 啓蟄の朝
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村上
妻留守に即席麺を食ひをれば単身赴任の味がするなり
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もりもり
友の夫姿は亡くも感じると煙草の臭い残り香タオル
7
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かぐら
黒娘わりかんとして残されてはちみつとして焦げないあなた
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かぐら
蜥蜴との追いかけっこが速くなったら鍵はしっかりごめんで済みます
1
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詠み人知らず
ぶかぶかの 学ランの中 ピカピカの 未来を詰めて 笑顔咲く君
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ゆうくん
どこまでも 風に向かって 飛んでゆく 海渡る舟 君の未来も
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詠み人知らず
四ならび「しあわせ」の「し」であるように 四月産まれのきみに掌あわす
10
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のんぼう
かたくなにオートマ運転しない母 マニュアルの方が高度じゃないか
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只野ハル
日曜日メガネを外し両手両足母の爪切り無事終了
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詠み人知らず
「晩御飯なに食べたい？」って聞いたなら迷わず「カレー」と言う君が好き
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もりもり
温泉の湯を浴びせられ首かしげ赤い帽子の地蔵微笑む
7
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紫草
小窓から香るそよ風沈丁花 黒髪を結う母想い出し
10
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詠み人知らず
春の日に独りを嘆く住まいには息子たびたび愛の差し入れ
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舞
アパートの見上げる窓の灯りには皆それぞれに幸せのあり
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詠み人知らず
春の味 いかなご釘煮 ご近所に故郷の母の 愛お裾分け
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詠み人知らず
他人のために頬打たれてもいいけれど 出来れば家族に限ってください
7
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