うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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工藤吉生
足元にまとわりついて鳴く猫に母が一喝「ちゃんと言ってよ！」
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いちにのパッパ
いつもより妙にキレイな食卓に妻の健診結果のざわめき
2
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かぐら
白いベッドは温かいから青い火のもとで二人は手紙を書こう
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しづく
ラグの上まるくなってる妹を「風邪をひくよ」とたたき起こす母
2
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しづく
アスパラの焼けるにおいに満ち足りてかきまぜる箸今日も平和だ
7
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花鳥風月
絶対に 他のなんにも関係ない僕は絶対 君の味方だ
2
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舞
ささやかな家族の夢を背負いつつ今日もまた乗る通勤電車
14
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ゆうくん
歌に問ふ 春とは思い出すもので ならば家族を 春と名付ける
5
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しづく
たらちねの母にもあった里心ごめんね大人もツライ日あるよね
1
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花鳥風月
繋がって繰り返してる営みを不意に感じた、いつもの晩餐
4
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いはしろ
母の見ぬ隙に南瓜を暗殺せり 二個は食べたんだから許して
3
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只野ハル
母よ貴女がしたように僕も手を引く寝てばかりではだめだから
3
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希
ふるさとはきらいだ古くあたたかくやさしくわたしを泣かせるから
8
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トモエ
横座りの妻を乗せたる老人の自転車はまだ定刻に過ぐ
5
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半格斎
ゐたはりの聲かけあゐし待合ひの椅子ゆづりあふとも白髮かな
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由良
夕暮れの空にいつかの母さんの「おかえりなさい」を聞いたきがして
6
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悠々
死のせまる母とはしらずもぐり込むうすきふとんのうすきちぶさに・澄子
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芳立
たらちねの母に注がれし点滴はアクエリアスにおなじかりけり
7
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舞
ようやっと俺も角ビン呑む稼ぎ嬉しげ酔いし父七回忌
18
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詠み人知らず
かんざしを咥えて髪を結う母の 上腕筋がぼくとおんなじ
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