うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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はなしのぶﾞ
青き季の記憶の中に入り行けば亡き人となりし友ら佇ちくる
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只野ハル
錆びた弦打ち傷のない古ギター誇り拭って買い取り業者に
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葭堂
広島の 折り鶴模した 街灯の 想い届くか スマホの民に。
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トウジさん
まわりから 人去りぬこと 多かりし 歳重ねれば 必定なりかは
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トウジさん
父の手記 天候ばかり 気にしてる 亡き後に見て 至らなさ知る
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トウジさん
尊敬し 畏れもしたる 父なのに 白骨さらす 無常の情
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トウジさん
父逝く日 朝蝉猛し ノエビアの 杜を包みて 念仏のごと
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灰色猫
神父さま聞いてください敵兵を殺さなければいけない歌を
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みのる
梅雨空よこの悲しみに同期せよ哀惜堪へぬ訃報來れば
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山崎ふゆ彦
墓を参り帰ろうとして足のそばをトカゲ離れず目がやさしい
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八重柏誉一
川端やひとりながれてそら寒き千歳につきぬゆきならなくに
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千映２
亡き親に吾の金婚を報告し頑丈な体与えし礼いう
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山崎ふゆ彦
亡くなって日がたつにつれ寂しさがひっそり溜る 夏の夕暮れ
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滝川昌之
高揚も掲揚もある晴れ舞台 待てどかなわぬ置き去りの聖火
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彩
君がため 生きながらえた 花の色 身を焦がしつつ 露に濡れゆく
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はなしのぶﾞ
いのちいま何にまさらむ屍となりし羆の涙おもひき
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詠み人知らず
この戦耐え忍んだあと必ずや観たかったのだキンキーブーツ
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はなしのぶﾞ
所在なげに吊されてゐるわが喪服 夜道に別れの言葉すてきし
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八重柏誉一
ゆくすゑの焦土に響く吾が子らのとみにもならでつきしかねの音
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灰色猫
長雨に腐れる畑のトマトたち早くレッドに染め上げろ夏
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