うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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赤石仙人
結婚を控へた息子と婚約者互いの家族和やかに會ふ
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ななかまど
受け箱の喪中はがきの一枚の三行目にある友の永眠
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タイベリアス
逝く洗濯機お疲れ様毎日働きさぞやブラック
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緒川みるな
朝されば この冷えし氣に 光射して 吐息輝き 心生きてゐる
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ＫＥＮ
鉄橋を 渡る貨物の 音乾き 心壞死する 午前四時前
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ＫＥＮ
にんにくは ばてれんの如 吊るされて 無意味に哀し 冬の軒下
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みっさん
かの世にて吾を見守る母上を今日も慕ひてこの世に歩める
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みっさん
吾もまた年を重ねて母上の晩年のことしきりに思はる
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さいおん
不念尓 皆之咲乎 夢見而 隠流背子者 弥年放
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艸介
言葉を弄し弄され持て余し 人は生きてる 生かされている
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艸介
脳内の鮮烈痛快悲喜劇は いついつまでも門外不出
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千映２
ご不幸の葉書連続届く日はウーンという音空気蹴散らす
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シダ
みまかりし人をいかでか迎へむやかへるなくひのあだにとぼさる
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ＫＥＮ
憂國忌 過ぎて全ての 葉を散らす 櫻の影に 魂はありなむ
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ＫＥＮ
潰されし 邪鬼のごときの この影に 何を悔いよと 冬の陽の射す
5
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ＫＥＮ
迷ひ咲く 四葩に優し 冬の陽は 變化の術を 説く事も無く
5
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ＫＥＮ
穩やかに 枯るるもみぢの 疎ましく たなうらの夢 日だまりに投ぐ
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音弥
彷徨いて漸く出会う良い男相応しき哉このあいこんは
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滝川昌之
横か下 現状維持か悪化する あみだくじごと健診結果
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トウジさん
水炊きの湯けむり見るは三回目君を亡くした年の数だけ
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