うたの一覧
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沙羅
雨音が胸のざわめきかき消して浮き世の業を一瞬忘れる
6
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三沢左右
浮かびては沈む言の葉水底に敷けど光を受けて輝く
25
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まるたまる
絶交のメールに雨は降り出した私のケチなプライドは泥
11
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秋ひもの
そういえば幽霊だった 六月の虹へ振り向くようにさよなら
12
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やすむ
いいなあ自分のときより店員さんが怖くないなあマンガ喫茶でねむる
2
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詠み人知らず
欲望に 忠実だった 夜の九時 ツケの胃もたれ 十二時間後
2
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やながわ亜弥。
蚊もきっと選ぶ権利があるのだろすうべきでない ちがながれてく
5
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やながわ亜弥。
ヒラソルをパラソルにするきみがいて、キミもいるから、なんとか 平気。
1
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やながわ亜弥。
3人のシュフがいるなか食をただ中にしたい手、翻弄の渦
1
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価格未定
曲がり角スピードはまだ落とさずに駆け抜けていく25の夜
6
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浅草大将
蒸し無視に虫見る武者は少なけれむしろ莚を無私に毟れば
15
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まるたまる
ありったけの力を込めて飲み下すこの錠剤に明日はあるのか
13
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芳立
蒸し暑さに宿を立ち出でてそのあまり涼しき風に散歩やまれず
11
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ゆびきゅ
子が堕ちる 危惧というよりむしろ畏怖 ニュースに満ちる暗色のif
28
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垂々
「人」の字の短いほうが消息を絶った 地面がぬかるんできた
33
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浅草大将
球もよしさ抜きにぬけぬ山もなしいかに敵の守りなるとも
7
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薫智
頭から水をかぶってぷるぷると汗を流して空を見上げる
8
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薫智
ツンツンに髪をかきあげ歩いてくたまにはいいねやる気がでるね
9
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薫智
よく人に道を聞かれる僕ですが人畜無害に見えるのかな
8
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前田
80センチに届かない腕でも君を抱くには十分だ! 蚊よ!
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