うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
仏間にはあまり記憶のない顔と大好きだったモノクロの顔
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詠み人知らず
口紅を嫌がる私七五三着物重いと泣く七五三
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詠み人知らず
何故あんな言葉を投げてしまったか生きてるうちに謝りたかった
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詠み人知らず
男子なぞ産声あげて墓場まで 頼りっぱなし母さん母さん
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詠み人知らず
母の日は野の花摘んで紙に書く 肩叩き券それでよかった
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へし切
この花を風よとどけてくれまいか子らの成長見守る君へ
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詠み人知らず
店頭に並びし桃を手に取りて無邪気に喜ぶ母思い出す
16
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美津村
声ほそくなにか呟きたる妻に問ひ返すも憂き一日の終り
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紫草
夕闇に身をのり出して覗きみる鏡のなかに立ちつくす父
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詠み人知らず
今はもう父の記憶も薄れゆき夢の中にて逢えば若かり
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日向猫
母の日は姑優先 実母には前倒しにてこっそりサービス
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夏恋
いつか死ぬことなんて解らずにいとも容易く縁切る若さ
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水ノ衣
ほろほろと崩れいくは祖母の味手作り素朴な焼き菓子なり
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桜園
久々に亡母の話を友として母思い出し涙あふれぬ
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すばる
今日はほら、天気が良いからすやすやと眠る仔猫に名前をつけて
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美津村
日の暮れていまだ帰らぬ妻を待つ幼き日母を待ちたるやうに
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詠み人知らず
否定して 離れてみても 脈々と受け継がれゆく ＤＮＡは
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工藤吉生
精子以前、子のない頃の父の食う牛丼以前、牛や稲穂や
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五穀米
笑う門には幸福と父がいて邪鬼はこうして追うのだと言う
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由縁
深夜まで夫戻らず寝返りは時計ふりきり七転八転
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