うたの一覧 (カテゴリー：家族 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
筆不精のいとしい人の消息は 不定期に知るツイッターにて
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詠み人知らず
楽しみは亭主にゴミを提げさせて見送ってから二度寝するとき
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みやこうまし
リビングのテレビの前で車椅子何時も待つてる 呆けし人を
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詠み人知らず
金輪際付き合うまいと思っても手を差し伸べる それが人情
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桜園
介護者が元気でなければならぬとて亡母の介護せしを思いだしにき
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ひとつの苦労人
何気なく生きてて思うありがたみ後で感じる家族の痛み
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麻倉ゆえ
買い物は任せて食事だけ作る中途半端な花嫁修業
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詠伝
幸いとはきょうだい揃ってこの店のお子様ランチで育ったこととか
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詠み人知らず
生まれた日祝ってくれる人はなく ワイシャツ干して五月は尽きぬ
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秋日好
芝刈りの後はちまきの匂ひする熊笹くるむ祖母の指先
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五穀米
幾年も決まって咲いてガーベラは母の活動静かに示す
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詠み人知らず
包丁を握って妻は問い詰めた「わたしと死後とどっち好きなの」
3
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五穀米
ヘルパーが家に出入りの気配して母親少しもてなし気分
3
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桜園
するめとか大好物の姑は総入れ歯はめ何でも食める
9
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恩田
いつの間に長い月日が過ぎていた。父さん 母さん 二十歳になります。
8
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美弥
君が為 摘んだ蕾は紅の色 清く咲こうと 狂い咲こうと
5
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小林道憲
日射し差し 青葉輝く木の下に 歩み初めし児の雄叫びの声
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遊糸
公園の柘榴は緋色の花が咲き妻が宿した命を謳う
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詠み人知らず
見栄坊で浪費家なのよ家計の苦見ざる言わざる着飾る夫
6
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てきと杉立
みなみ風吹いてつられる猫のひげ タンゴ静かに舞うかつお節
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