うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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蔓葵
炭竈にくぶるなげきの絶えぬ夜は煙をわけて来るひともなし
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花散姫
冷蔵庫 断捨離半ばのゆで卵 ハルシュタットの塩振りて食む
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ＫＥＮ
あしひきの 吾妻の峰の 魔女の目も まぶた閉ぢにや 今朝の寒さに
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横井 信
やり終えた仕事をひとつ数え上げそっと見上げる十六夜の月
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横井 信
陽だまりの車の下にもぐり込みまどろむ猫に夢の足あと
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もどり
冷えた手をはじめて繋いだ夜でした あの娘とわたしの秘密、銀座
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花散姫
さ霧立ち ひめは眠るか安らけく まほろば線は箸墓過ぐる
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片井俊二
冬枯れの銀杏が春へ芽吹く頃君も見上げるどこかの街で
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新座の迷い人
休もうと 横になりてみ 月明り 今日は満月 日にち忘れて
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橋本弘行
かたづいていった仲間は主婦ばかりそんなわたしをあなたにみせたいな
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へし切
コンビニのケーキひとつを 買い求め ひとり祝ふか きよしこの夜
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へし切
ふと開く ＬＩＮＥの空に雪が降る あ！そうだ 今日はクリスマスイブ
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恣翁
影薄く あるか無きかに星低き聖夜に独り 明けや時雨れむ
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コタロー
クリスマスツリーの前で寫眞撮る孤獨ぢやなくてとても幸福
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コタロー
クリスマス空港行けば裕福な家族が笑ひ海外へ飛ぶ
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コタロー
暖かい部屋とケーキとキャンドルと野良猫そつと眺めて歩く
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つばす
渋柿の落ちる間際に口を付け果汁を啜る旨味知りけり
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朔夜
踏切の上は明るき聖夜かな悩める人も悩まぬ人にも
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コタロー
プレゼント年に一囘弟は聖夜に生まれ損をしてゐる
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コタロー
ケーキ切るナイフの行方が氣になりてチョコやサンタや大きさなどが
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