うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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吉奴十三世
歳食へば立たぬものとは知りながらなほも立てたひ男の面子
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かぐら
冬代さん、昆虫いてると五月雨の主人としてのくしゃみをしたの
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もぢずり
君逝けばいくたの人の悲しめる置き去られたる問ひの深みに
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もぢずり
あの昼の「ヒロが死んだ」とふ不穏の言すさまじき闇ただちに降りぬ
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もぢずり
なじりたし「大丈夫って言ったじゃない」異界へおらぶ「僕は大丈夫って」
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もぢずり
吾子よ汝が歳古りてこそ語り得しまだ言はざること母はありしに
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もぢずり
山羊座はグー思ひ通りのひと日とか運勢見てるヨ 甲斐も無いのにネ
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七色コイン
見ていないふりしておいてしまってた 父のガラクタ俺のガラクタ
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卯月
さようなら「わたし」であった物語そんな世界を愛していたわ
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しづく
あたたかい猫のからだに泣き濡れてひだまりのなか音ひとつない
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しづく
まぼろしをみているのかもしれなくてだって夢でも気づかないもの
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しづく
声もなく立ち尽くしてるあの春のあなたの指の力、リプレイ
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しづく
さよならと呟く隙もないくらいたくさん春の花を束ねて
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紫苑
荊冠を乗せし指を憐れむや寂しき笑みは永遠に続ける
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猿ノ丞狂介
急げるか面のみやがて整へばさてもまさなく怪しからぬ態
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七色コイン
展開図、溶接、経理、礼節と みな亡き父が教えてくれた
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七色コイン
「旨やねえ」たった千円その酒で 祖父歌いだす笑顔を見せる
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詠み人知らず
大櫻 散り舞ふ花瓣 さよならと見事な最期 見せてくれてる
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もぢずり
大空へ向かふ黄の色そのごとく生きむとぞせし 我らが花よ
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もぢずり
ひまはりの庭に生ひたる遠き日を「されど忘れじ」子は語りたる
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