うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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うすべに
貼りついて土手道あかく草もみじ 風に向かって飛ぶ鳥の影
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痴光山
立春や旧りたる街の公園の ふらここ待てり居ぬ幼子を
5
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茂作
すでにして梅の一輪咲き出でぬ 藪のうぐひす支度は如何に
10
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うすべに
竹の葉のささやき寒い西空に ひかり降りくる天使のはしご
6
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異常者
足跡を雪に滲ませ灰空に吸われ心の澱すすぎたき
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継海
大寒や山茶花の花耐へ凌ぐ伸び放題の枝に守られ
6
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兎桃
寒起こし鷺の類は現れず鶺鴒ばかり吾が後につく
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びわ
梅の木に白き花咲き陽を受けて一月も末春だ春だと
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夕夏
ふゆのそらほくとしちせいじょうくうにおおみくみえるなつはとおくに
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仙人の弟子
真っ暗な冬の夜空の贈り物窓にうっすら粉雪のあと
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継海
鴨泳ぐ水温ければ羽温し小雪降る日は水冷たかろ
4
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うすべに
凍てついた硬い大地を突きやぶる 赤い角出す春にむかって
6
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異常者
茶室にて金水引を招くころ吾が目覚めて四年をかぞふ
1
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痴光山
春の土手鶺鴒、椋鳥に、鳩のそば 眺めず過ぐれば逃げぬは愛し
3
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夕夏
こそだてがたのしいときをとりもどすそんなせいさくかかげるせいじ
3
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坩堝
冬の暮れ紅い筑波の稜線にノスリ飛び去る影重なれり
2
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坩堝
初日浜望む白雪富士の山空の碧さに雲も隠るる
2
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茂作
霜殘る今朝のさ庭に見つけては 梅の一輪春まだ一つ
10
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夕夏
ふきのとういちがついっぴはつどりよりもよんしゅうかんごかおりまし
3
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夕夏
終活のシーエムながるテレビジョン穏やかにすぐ一年守り
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