うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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ななかまど
逃げ水のあらわれ揺れる暑き日のゆく自転車の影を呑む道
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滝川昌之
ベビーカーちょっと素敵なおせっかい若いママさんと電車に乗せる
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原磯絵馬
朝顔を鏤めるなら麻の袖風よさませよさますな風よ
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詠み人知らず
田舎から 出てきて恥じぬ 生き方を 染まらないまま 噛んで見るだけ
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トウジさん
一尺の狭い空間果てはなく合わし続けるのみ掌
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小林道憲
ホッチキス 発明したるホッチキス 人死してただ名が残るのみ
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音蔵 雅秀
記憶より名前の飛びてもがけども 思い出せぬにふと思い出す
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桜田 武
後期高齢血圧はやや高め薬か酒控えるか悩む日々
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舞
老犬は同じく老いし飼い主の顔うかがいつ朝の散歩す
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夕夏
めざすものこころにきめたうたあれどけいかたいせつたどりつくまで
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シダ
歪むほど珍重さるる花ならばわれも今より高値ならまし
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横井 信
ゆっくりと近づく雲の通り雨 暑い朝なら濡れてくシャワー
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ななかまど
夕立ちが過ぎれば直ぐに鳴きかわす健気な蝉の命の宴
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音蔵 雅秀
家建つる騒音今朝も吾起こす 他人の幸せ我慢を強いる
2
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音蔵 雅秀
暑！暑！といかにぼやけどこの暑さ 凌げぬものをまた口をつく
2
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舞
夕焼けの小黄金の街をわが家へとまた帰りゆく戦士らの群れ
7
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灰色猫
本当に神様みたいな人だねと言われた過去を焼却しよう
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つばす
明け方の四時に目覚めて眠むれずに 一人カラオケて可笑しいよね
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詠み人知らず
夢過ぎて 戻りし夏の 照り返し 老いて習うも 遅きにあらず
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シダ
奥山にまだ上げ初めぬ逆髪の有為も知らずやなく声をきく
4
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