うたの一覧
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舞
お日様の匂いの布団包まれて母読みくれる童話聞きつつ
11
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芳立
わがあとは野焼きの煙ただ高くくゆるばかりの旅路なりけり
6
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横井 信
稲妻が夜空で走り雷鳴を数える夏の雨降る窓辺
12
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詠み人知らず
誰の血ぞ わからぬ身には 傷だらけ 人は集まり 意見を通す
3
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詠み人知らず
故郷に 錦を飾れ 言われなく 帰る気もなく 故郷なくし
4
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杜鵑草
この時期に残る宿題ものとせず遊ぶ子供はまさにサムライ
10
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杜鵑草
たはぶるる童の声にわが宿の樂しかりしを聞く心地する
10
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二足の草鞋
文そらんじ震える波紋風流る昨日の景色どこいずこ
3
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詠み人知らず
歪む夢 浮かぶ花の 一片に 爪で刻むは 本音ばかりに
4
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ななかまど
葦簀より漏れくる光の弱くなり軒の風鈴秋の音する
18
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小林道憲
髪型のそりもきれいに目に立てて 歩く姿の惚れ惚れとする
5
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つばす
我が寝床戸板の際で鳴く虫め 一晩鳴いて嫌がらせする
2
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音蔵 雅秀
青空を 飛行機雲の真っすぐに 二分するごと白く伸びゆく
4
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音蔵 雅秀
飛び回る コバエ獲れればよしやった 命宿せど共存は無理
3
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音蔵 雅秀
偉大なる 選手の未来気にもせず 消耗させるエゴの球団
1
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舞
雀さえ空ゆく翼持つものを憂しも哀しも飛べぬ人の身
11
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横井 信
雷雨止み暑さの戻る駅前で夏の終わりの蝉の独唱
11
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小春空
少しでも自分の言葉でうたを詠み自分の心に迫っていきたし
8
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小林道憲
われ受けし老人介護 身にしみて 今日のお話つつしみて聞く
6
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痴光山
行き合ひの空に清しきあさがほを残す生き様重ねて眺む
5
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