うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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うすべに
初春の祈りをのせたけむり立つ 薄らぐ空に水煙の乙女
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萱斎院
あらたしき春の松が枝ひきむすび 真幸くあれとかざす草の戸
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ななかまど
山眠る夕日のなかに日は暮れてやり残すこと数多のこりて
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寝惚亭奥地新吾
葉牡丹の赤紫のグラデーション色無き庭を彩りにけり
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詠み人知らず
眺めてる 若さを保つ 水中花夜に傷つき アラフォーの化粧
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名鈴
ちはやぶる 八坂の社 初春の 神籤の吉事 夫に重ね給へ
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ＫＥＮ
珈琲と ガトーショコラの 気だるさを 微熱に混ぜる 冬ばれの午後
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千映
正月も三日となりてこの一年暮らす目標ペンを走らす
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舞
すれ違うおんなの髪の香の薫る音無き冬の底冷えの夜
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名鈴
令和の世 好みて古語を 選る我は 古への人と 思はれたしや
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び わ
梅の木が小さな蕾ちりばめてもうすぐ春と語りかけおり
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夏深
冬枯れの野にも初日の神々し光溢れて金に染めゆく
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夏深
福願いそぞろ歩きの参道にかんざし揺れて初春は来にけり
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林林
あたらしく頑張ろうと思うことに半歩近づき少し休んだ
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林林
長月の子の旅土産おせんべい最後の一枚無事年を越す
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幸子
鮮やかな重にて明くる成田屋にあと何食を作りたかりしか
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夕夏
こぞことしつらぬくぼうのようなものとてしんねんあれどつらぬけず
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夕夏
もうすぴーどでたいようのまわりをまわりとしつきかぞえぬけだせず
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夕夏
ことのはのいろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむなりや
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横井 信
ゆっくりと昇る朝陽にもう一度ぐっと踏み込む新たな一歩
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