うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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海月琉珠
葉も枝も風も大地も空も毛も心もオラも乾く霜月
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紫苑
花さうび咲き殻ひとつ摘み取れば色なき庭に冬の足おと
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虹雲
蒼海の真中に船ひとつ白き孤独よりもなおさみしきその色
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虹雲
チンビーィイ秋の光りの音さみしルソンを目指し蒼空のサシバ
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笑能子
わくらばの静かに紛れ落ちいたる次の命の糧にならんと
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串野
誰も真似のできない首を持っていてきりんは遠くを見る義務がある
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浅草大将
薄紅のかすかに燃えて飛火野に夕べの雲の消えも果てゆく
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浅草大将
白妙の羽田の沖にほの見えて雲の波ゆく天つ鳥船
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氷魚
きらきらの世界が眩しすぎちゃって避難しにきた そんなとこです
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虹雲
蒔かず刈らず蔵に納めず吾が蒔きし長崎白菜味噌汁のなか
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モモ丸
犬のぞく 沼が空色 うろこ雲 橋の上から なにを釣る
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モモ丸
冬支度 どんぐり蹴って 穴掘って トイレの後の 犬のお仕事
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詠み人知らず
山城を巡り二日後足腰に疲れじわりと丑年の秋
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虹雲
野が捧ぐ黄色き灯明つわの花黄金の光り柔らかに降る
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虹雲
つわぶきの道果てずして天に向かう登りゆくもの降りくるもの
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四季野 遊
十三夜御室桜の影濃くて冬待つ空に夜澄み渡る
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ケンイチ
遠空のすすきを濡らす片見月 ぬくもりさへもまぶたの中に
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falcon
仁和寺の甍の夕日影消えてのぼる月影まつ十三夜
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浅草大将
雲の波かけたる月を空に見つやまとの風の満つる国原
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じゃこ
サボテンは砂漠の孤独が好きなので都会で愛を与えると枯れる
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