うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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浅草大将
村雨のあとよりきくの露しぐれ音も香りもまこと微かに
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リンダ
回線が絡まったままの思考ゆえ雨が続くとなだれてしまう
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詠み人知らず
すみきった空気に薫るきんもくせい成人式のお祝いの木よ
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まるたまる
植え込みの躑躅のなかに見つけたりかそけき赤の曼珠沙華咲く
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撫子
下校時間 香りをばらまく金木犀今日一日の 鬱憤も消滅
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詠み人知らず
実もつけず毎年枯れしクコの花いとあざやかに今年は咲きし
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舞
切々と女の泪が降るような雨の音聞く秋独り居て
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きりあ
紫蘇の実を収穫しては醤油漬けほろほろほろろおむすびの具に
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舞
僅かづつ寂しくなるか杜の街 欅並木に秋の更け行く
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由良
ようやくの秋の訪れて感じ入る自販機の「あたたかい」の表示に
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薫智
穏やかな優しい風が吹いているさりげないから心に沁みる
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卯月
帰り道刈田に遠く日が暮れてああもうすぐだ冬が来るのは
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リンダ
一日を雨音リズムに侵されてゴロゴログズグズ猫と転がる
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こむじゅ
空腹と感じることに満腹で魚の骨にも見向きもしない
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浅草大将
雨やみてうすら明からむ雲の上に今宵も月の影ぞ偲はゆ
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螢子
夕陽浴びたわわに揺るるあさがほは海の色して時忘れたり
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螢子
まだ咲かぬあさがほの花彼岸花我がふるさとに季節感なく
6
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詠み人知らず
コスモスを葉で守るようオバナ（ススキ）の穂 仲睦まじく秋風に揺れ
5
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トーヤ
行き先に実はそんなに意味はなく通りたかった湖の上
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舞
ひたすらに降る秋雨に虫の音も諦めている十月三日
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