うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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恣翁
沼の上に 投げし礫の 跳ぬるごと 水掠めつつ 翡翠の飛ぶ
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笑能子
雨の底静かに自分を聴いている憂さなど色々洗い流しつ
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螢子
木漏れ日を浴びて少女は笛を吹く楓若葉はさやかに揺るる
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螢子
一瞬だけすべてが止まる交差点午前零時の枯葉のダンス
5
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螢子
早緑のやはらかき葉を揺らしつつ列車は向かふビル並ぶ街
5
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蓮見
鬼百合の蕾や蕾、願わくば 物悲しくも芳しく散れ
4
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まるたまる
蕾すら付けないうちに春が過ぎまた梅雨がきて全てを失くす
5
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藍鼠
待ちかねたような昨日の雨によりガクアジサイの咲き初めの花
3
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舞
さみだれに打たれて独り田を巡る農夫浮かべし苗の青原
5
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さる
雨に濡れ紫陽花映える葉脈にいのちいきいき通ふなりけり
7
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恣翁
鳥の声 空しく響く 城山に 往時のままに 煙雨籠めたり
20
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ねずみ
のびのびと 自然の中が 幸せと捨てる飼い主 飢え死ぬペット
1
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ねずみ
猫が好き 子猫捨てるも 猫好きよ鼠が何故か 里親さがす
3
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ねずみ
國原は烟立ち龍 蜻蛉島大和海原 國のまほろば
1
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薫智
もう夏のような暑さを身にうけて風を切り裂き汗は散りゆく
7
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舞
田植え済む緑の原を波立てて渡る風受け農夫空見る
4
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紫苑
通り雨ゆきてしんしん更くる初夜迎ふる蝶のいのち危ふし
9
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ケンイチ
花の香を導と巡りゆく旅へ 五月の風に抱かれて我は
13
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蕗子
外つ国へ嵐と共にゆくと言い駆け出す空き缶にすがって止める
3
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詠み人知らず
千紫万紅乱るる園に杯を傾けし夜に任せつも散り逝く花に離別れの冷酒
1
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