うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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ヨクサル
窓枠を溢れ出そうな空の青風を絵筆に雲を散らして
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半格斎
花散らし針槐の木さむざむと葉々をふるはせ梅雨空の下
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Coo
一瞬で消えるソーダの泡達に教えてあげたい「外は夏だよ」
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薫智
吹きすさぶ風にこの身を委ねつつ飛んでゆけたら気持ちがいいな
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笑能子
チョロチョロと隙間飛び行く小蝿かな営みなれど只煩わし
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紅桜
晴れきまま逆立ちしてるゆふまぐれ作り笑ゐが怒つてみえた
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あどりあん
タイ緩め 暑さしのぎのアイス食べ 海風恋し さあ夏はもうすぐ
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まるたまる
サングラスかけたら空は夏色だ背中を焦がすやる気のあいつ
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紫苑
四つ菱の花群れ咲ける山桑は木の間がくれに雲を描きぬ
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あそびくも
暁の月は尽きずに久方の雲居のはざま東雲を待つ
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詠み人知らず
萌ゆる樹々 銀の雫も 輝ける 青水無月の庭薫り立ち
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聴雨
君が目に映りて歌となる風はわがまなうらの景色とならむ
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庭鳥
ぬばたまの夜にぷくりと頬ふくれ小雨の朝に破顔の桔梗
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狭霧
軽やかに河鹿なくなり山峡の夜の静けさを寿ぐがごと
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ケンイチ
雨かぜにその一輪は打ち伏せど月の夜にまた咲くを吾知る
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ケンイチ
ときに風やわらかくまた雨を呼び花を濡らして我らが生命
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金魚藻
ぬばたまの夜のぬるさに耐へ兼ねてくちをひらくか睡る出目金
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ねずみ
あてどなく夕闇あるく夏至の道ぬるい水ゆくお魚のやう
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falcon
峰霽るるやまふところにうへになりしたになりつつ蝶越えてゆく
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在原紀之
梅雨晴れの日差しが夏を予感さすむべ夏へ至る日を夏至と言うらむ
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