うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
いくたびか告別をへて今日も弾くベートーヴェンの告別ソナタ
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灰色猫
尿道にカテーテル 点滴打たれ 全身拘束 おむつされ 悪夢と思えど 現実でした
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灰色猫
褒められたい 認められたい ばっかりで 素直な歌が 涙してくよ
14
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みなま
律儀かな去年と同じ日に咲けるダブルディライト赤いつるばら
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由縁
この盆は義母にもらった 思い出の佳き日良き品 覆水返らず
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へし切
花ミズキ君が紅差す色に似て去りし時を想ひて見惚れて
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詠み人知らず
街灯や 家の灯りが 暖かく幸せ色に 見えるしあわせ
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詠み人知らず
わだかまり 融ける日きっと 来世にて私は流れる 小川のほとり
3
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紫草
肉体と魂はいっしょに死ぬのかな青き麦の穂揺れて光れり
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美津村
夢の声幻の声亡き父の声は今でも我を励ます
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詠み人知らず
傷つけた こころの表 内側も 研磨されたら 光るだろうか
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へし切
星となる君や何処と声をかけ夜空見上げば淋しさつのる
24
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桜町
朝顔の露にきほへる身にしあれば涙とともに散らましものを
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桜町
歎かずよ君が辿りしみ山路をゆかでやむべき世にもあらなくに
3
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桜町
たちのぼる煙のさきやいかならむ大空の果てに色も残らぬ
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桜町
あはれにも操ににほふ梅が香のあるじなき世の空にたなびく
1
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桜町
遥かなる苔の下までゆくものは流れも絶えぬ涙なりけり
1
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民谷柚子
この角を曲がれば君が立っているような気がした七月の朝
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夢士
母はいま眠りに入りて腕の中旅だちの時「さよなら」も言わず
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ウル
カレンダー剥がして残るヤニの跡塗り直すのはも少し待とう
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