うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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うすべに
まだ遠い春の顔してひよどりが 揺らせて落とす小枝のなみだ
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波端
霜解けて光る椿の葉の上に目白一羽来雫浴みせり
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可不可
水くさく 白く化けない夕まぐれ 積もる積もる繰り返すけど
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滝川昌之
「母ちゃんが看護師だから」仲間から離れて弁当食べる子健気
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滝川昌之
街色に窯変とげた恋人にねだってもいいハンカチーフは
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トウジさん
箱の中住みて破れぬ儚さよまた再びはないものなるに
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ななかまど
夢だけは捨てていません吹雪いても梅の若枝の春まつ莟
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トウジさん
どむ空は枯野でさえも耀かす思倦る吾にはさこそ羨しや
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詠み人知らず
優しくて 和かな人 包まれる 頬をひねりて 幸せ思う
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名鈴
前世より 深き縁の 双子なり 相合ふものを などか身を分く
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名鈴
聞くからに 凍ゆべき名を 負はるれど 温く緩緩 寒の雨降る
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橘
鬱陶しい雨にも人にもウンザリよとバックミラーを睨みつけてる
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音弥
「さて立つか」独りごちては仕事中椅子を立ち座しその繰り返し
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さいおん
如是許 雖零明而 久方乃 天照姿波 不所見物鴨
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夏深
沈む陽を彼方に見しを流れ来て昇る朝陽を水平線に
4
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桃山
会いたいと思えば会えると言うけれどスマホじゃなくて直に会いたい
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舞
紙写真変わらぬままの君がいて朽ちてゆく身に哀し笑みさす
5
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葛城
まどろみを守るがにかかる初霞を拂ひ羽ばたく水鳥の朝
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び わ
日米の不平等なる条約が日清日露勝利で解消
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みっさん
電話あり入院・手術を知らされて義妹の顔切なく浮かび来る
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