うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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ケンイチ
凡そ日も月も失ひ暮らしゐれば天花よいっそ煌らかに舞へ
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聴雨
あす待てどいや遠ざかる月影の涙となりし小夜時雨かな
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しまじま
御茶ノ水 一口飲みて 落ち着くも 西洋風の 鐘が鳴るなり
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蕗子
心清み 世界が変わる束の間の十一月は好き？と風きく
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しまじま
木枯らしの 風音止みて しんとした 静けさ伝う 秋の夕暮れ
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しまじま
よどみより いやいや一葉 旅立ちぬ ゆらりゆらりと 漂いたるに
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みやこうまし
染まりかけ黄色まばらの銀杏の木秋の終わりにさきがけ向かう
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岩崎純一（純星）
冬深く花をさびしみ蝋梅の色尽くしてぞ咲きや渡らむ
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岩崎純一（純星）
あしびきの山人の背の長き葉の色うるはしき水仙の花
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岩崎純一（純星）
おしなべて散るやはあらぬ寒椿ひとよごとにはなほ惜しければ
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岩崎純一（純星）
赤らひく肌や冬をば告ぐるかな色ぐはし子に似たる山茶花
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岩崎純一（純星）
石蕗や花もあはれに艶なして葉の間も清き冬の夕暮
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庭鳥
水際を易々と飛ぶ木枯らしのどうどう吹ける陸を離れて
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庭鳥
夕暮れに凛と立つ波カモメ行き戻りつつ飛ぶ愛でよとばかり
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せいか
何ひとつ解決されぬまままた朝の容赦ないほど白き陽が降る
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恣翁
群雲に 滲む光は 磨きつる 鋼のごとく 冷たく覚ゆ
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ゆうくん
健気なる 君を讃えん ひとさしの 夢より赤い 薔薇の言葉で
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ゆうくん
山の葉が 泊まるは 冬の風の道 明日へ旅する 小舟の如くに
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ゆうくん
寒空に 風の姿を 伝えるは 思いを染めた もみじ葉の文
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ゆうくん
草叢に 鈴虫の弾く ソロピアノ 秋の終わりに 鳴る風の音の
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