うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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リンダ
写メールで君に送った熊野灘、寒さこらえて青く広がる
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浅草大将
冬されば月の影さへあらし山もみぢの雨はやむこともなし
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リンダ
うじ虫は止まると死ぬと教えられ寝ずに生きれぬ人より偉い
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舞
雪の無い異郷の街の電飾に幻しに降る白き煌めき
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みやこうまし
団栗の形いろいろ弟妹の顔の浮かびて安否気にせり
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恣翁
薄暮れの 水平線は 藍鉄の 振動したる 船窓の弦
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西村 由佳里
パリパリと 落ち葉踏みつつ 自転車は 紅葉の渦へ 吸い込まれゆく
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たんぽぽすずめ。
五メートルほどの垣根を群青の朝顔満ちて冴える冬空
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かなざわゆきお
早朝の東の空の色見つつ清少納言の早起きを思う
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河のほとり
くれなゐの嵐にまよふ山路にもなほ訪ねばや奥のあはれを
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有為
冷たきはおのれの手なり真菰刈る水の深きに流れ星ふる
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みやこうまし
白き塀秋日の陰り御所守る松の黒子が右にならえり
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まがね
暖かい秋に戸惑う枯れる木々赤黄緑とまばらに並ぶ
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ゆうくん
青空に 冬の姿へ 変わりゆく 富士静かなり 雪をたたえて
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ゆうくん
冬を超え 木立ちに残る 緑葉の 色深まりぬ 静けさの中
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ゆうくん
雪山に 狼が見る 白い夢 月は映せり 冬の夜空に
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かぐら
雨の日が天気のわるい日と知らずバスタブのなか膝を抱いてる
4
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falcon
通勤の足下に散る菩提樹の白き実砕け生くる術なし
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まがね
雑草も理由があれば花よりも大切なものになってゆくのか
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只野ハル
暖秋の北の大地に音もなく少し遅れて初雪の降る
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