うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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聴雨
降り暮らすなどや華やぐ春の雨花にこぬれに光を添へて
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浅草大将
北へゆく雁の一つら声もなく濡れてつばさをはる雨のそら
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浅草大将
降る影も消えておぼろのあわ雪のかたみに残る春の夜の月
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そらの珊瑚
きんぽうげ おまえはどこからやってきて どこへ還るか きんぽうげ
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あそびくも
苦吟するしかめっ面を笑むやうに春一番が吹き過ぎてゆく
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yukinaga
石上降りやまぬ雨草に染む北風障むも春ぞ来るらむ
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詠み人知らず
啓蟄を過ぎて怯える 「やつ」らの影に 足のないやつ、ありすぎるやつ。
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詠み人知らず
まだ眠る桜の目覚めをうながして 蕾を濡らす明けの春雨
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みやこうまし
風止めばふんわりふわり東峰に白雲立ちて春を告げたり
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みやこうまし
春立ちて空の澄む下晩冬のひんやり残り梅花目覚めぬ
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紫苑
ちゆんと鳴き砂を吐きたる蛤はボウルに陸の夢を見るらし
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しまじま
極楽を 知りてや鳴かむ 鶯の 誰に伝えむ 仏の心
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芳立
ゆくみづの過ぎる小舟に手は抜かぬ白詰草の花のこだはり
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水也
月に染む風は冷たい夜のなか颯爽歩く銀猫の笑み
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もなca
若草の萌え出す大地をうるおして細くやさしく春雨の降る
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半格斎
踏めばなるあしたに舞ひ散る粉雪に名殘り雪かと言問ひてみむ
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河のほとり
春雨に初音かなしき鶯の花の宿りへ帰るさの空
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車男
鶯の初音の響き伴いて靄はたなびく讃岐の丘を
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ゆうくん
大空に 泣く春雨は ふるさとの 山 白梅の 色に染め抜き
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ゆうくん
梅白く 雨染める朝 鶯の 歌ふるさとの 春を彩り
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