うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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善田真琴
装いも飾りも落とし晴舞台降りて素顔に戻った桜
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光本博
菜の花の黄の向かうに塔の見ゆ南都の春を訪へばたのしも
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善田真琴
土の中秘め事めきて根を絡め契りも堅き桜木二本
5
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恣翁
酣の桜は 天を傾けて 募る雨から 花筏かも
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詠み人知らず
加賀藩の栄華しのばす庭園におそれをもって足踏み入れる
5
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詠み人知らず
堂形のしいのきが見た金沢の街の変遷そっと噛み締め
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詠み人知らず
官庁と並木の囲む大通りいそいそ走る車も人も
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詠み人知らず
そういえば数年前もこの木々に見惚れて口をあけてましたね
7
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みやこうまし
天の川峯に掛かるかかたくりの花星のごと山肌染めぬ
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みやこうまし
散りゆくを惜しむ間もなく木蓮の白き柔肌雨に汚れぬ
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詠み人知らず
鳴子百合春を感じて芽を出した今年も風に葉を搖らせてね
3
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ゆうくん
柔らかな 雨の雫の波に乗り 風を旅する 花びらの舟
3
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ゆうくん
早緑の 山に舞いゆく 桜波 風花びらの しぶき香らせ
2
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麻倉ゆえ
流星に夢見ず「ゴミ」と認めたら輝く最後だけ夢に見る
4
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ゆうくん
雨に咲く 名もない花に 名づけよう 野に光る夢 春の扉と
2
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善田真琴
人々の花を案じる気遣いに応えるように控え目な雨
6
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善田真琴
ぬばたまの夜半の夢路もはるさめの花を腐せる音にしぞ聞く
2
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麻倉ゆえ
「もふとん」に暑い湿気を与えるは 陽気 春雨 「毛布いらない？」
1
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まるぼろ
ひと日なか雨に濡れつつ櫻花まだ散るまいと頑張る命
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リンダ
堂々と咲いては人を惹きつける桜の花が疎ましい朝
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