うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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木綿
岩石の塊の上で生きているあなたもわたしも花も魚も
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詠み人知らず
木格子の並ぶ東の茶屋街を海の向こうの人が行き交う
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詠み人知らず
犀川のほとりの堤腰下ろす犀星のうた口ずさみつつ
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詠み人知らず
あたたかな風と視線を一身に受け白加賀は淑やかに咲く
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詠み人知らず
沈丁花 乙女の頃を 思い出すロマンチックに ポーの一族
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舞
みちのくに今廻ぐり来る桜花咲けよ咲け咲け春を謳たえよ
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捨丸
雨が降り降ってはやんでを繰り返し そうして今日も春が深まる
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ゆうくん
旅立ちは 桜葉桜 降る雨が 枝に涙の 花と輝く
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猿ノ丞狂介
行く春をしばし雨にてとどめよと川面に浮かぶここら花舟
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菱谷真青木
春の海は目眩と陽射しの区別がつかず未来へも帰れそう
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菱谷真青木
泥沼のような陽射しと青空をねだって春の夕焼けは育つ
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いちにのパッパ
夕暮れの桜並木の中は濃く言葉なくせし満天の白
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弦跳
木の暗れのスノウドロップ重たげに 花びら一片かぶりうつむく
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弦跳
桜木を霞め飛び交う玄鳥 陽を暗みみな蝙蝠となる
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庭鳥
白鳥の足場なみなみ水覆い越冬の鳥濠から消える
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善田真琴
刀折れ矢も尽き萎れ逝くだけのもやしの最期食べずに看取る
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みやこうまし
伸び伸びて枝穂を天に捧げつつ桃の花咲く勇ましきかな
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河のほとり
山風に花散り交ひてかがり火の影に仄めく闇のなか空
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河のほとり
散る方は風にまかする花びらを追ひてや行かむ春のつれづれ
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想野
遅き春桜の便りを待ちぬれど花見もせぬに早散り初むるらし
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