うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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環
薄翅に白く陽のさす常磐木の葉影ふるなかさまよへる蝶
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せいか
古本が回転寿司の店になり市場がビルに消され行く街
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みやこうまし
めじろ来て水場に放つ萌黄色白き目玉の見えつ隠れつ
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みやこうまし
先行きてふと振り返る鳥一羽渡り鳥かな初めての逢い
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falcon
機音の昔をいまに繰りかへししづのをだまき格子戸のうち
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詠み人知らず
海岸を雪を巻き上げバス走る近くて遠い苫生が原へ
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ゆうくん
山つつじ 開く姿は 山道に 甘き泉が 湧き出ずる色
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ゆうくん
若草の 緑のダイヤの 輝きを 瑪瑙に染める 新緑の雨
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ゆうくん
春がいま 花びらで搗く 桜餅 四月空には 甘やかな風
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ゆうくん
春に咲く 桜若草菫草 三色の夢が 空に流れて
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そらの珊瑚
子どもらを見送ったあと野の原で尽きぬ心配してる蒲公英
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千巻
不燃ごみ回収の日に遠巻きに眺めいじけるからすのあわれ
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ゆうくん
微風に 桜脱ぎ去る 花びらの 色が四月の 空を染めゆく
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善田真琴
湖に迫り出す鳥居波荒く新羅恋しや白髭明神
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善田真琴
賤ケ岳古戦場にも陽が落ちて風切り歩く月をお供に
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善田真琴
長浜城太閤殿の膝元で守られ眠る寝袋の中
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善田真琴
彦根城遠く仰ぎて独り往く井伊家の薫陶香る城下を
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善田真琴
菅笠に手甲脚絆草鞋履き徒歩にて回るさざ波街道
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しまじま
清らかな ふるさと夢見 野辺に咲く 花摘み愛でむ いつに戻らむ
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いちにのパッパ
私には咲いてくれない花がありもう一回りしてみようかな
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