うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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海野 冬雪
我が呼吸いつぞ止む風この鼓動凍りて黙す蛆の海の中
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音蔵 雅秀
ボロロンとギター伴奏 コーラスも 昭和演歌の心地良きかな
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音蔵 雅秀
すぐれない日々つづきおり 名言や 春に三日の晴れ間なしとは
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音蔵 雅秀
水張りて田植え待つ田に 白鷺の そっと舞い降り 水面を姿見
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西手心黒
牡蠣小屋を訪れてみむ宮古みち変わりゆくなか懐かしさがし
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海野 冬雪
メーテルは女ひとりで死地へ発つ 同じホームか万感の汽笛
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Aquarius
休日の夜の航道ガタガタで地震で車役立たぬ様
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渡 弘道
ナイルに偽りの桜百億流し江戸を制さん女帝かな
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横井 信
草むらの小さな花は柔らかに蹴飛ばす石をやさしく包む
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澪子
にぎやかな同室患者は退院しひとり数独して過ごす夜
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海野 冬雪
田園も変わりゆけどもカエルたち応えて唄うざわめく銀河へ
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兎桃
手に馴染む古きペトリにフィルム入れ愛しき景色写真に収む
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兎桃
吾の知らぬ祖父の残せるトランクに衣を入れて旅へと連れむ
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痴光山
折々のこころに生るる何事か 言の葉に描きこころに見せる
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ななかまど
朝一の散歩に脚の目覚めねばアキレス腱を伸ばすは大事
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恣翁
花影を踏み拉きたる物狂ひ 八重の桜を月下に仰ぐ
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恵雪
暮れ残る空に寺院の鐘ひとつ塔を見下ろす十日目の月
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へし切
老いの身はいつでもどこでもそこにある ふんわりふわふわ空に浮かぶ雲
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Aquarius
刻一刻老化は進む伊代ちゃん化なにゆえ冷蔵庫に金槌
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音蔵 雅秀
眠れぬと足掻くも既に夢の中 眠れしことを 目覚めてぞ知る
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