うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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紫草
長月に遅れ来たこと知らぬふり白い紫陽花ひとり咲きおり
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ふきのとう
ようやくに秋風のたつ昼下がり桜の木々は音たてそよぐ
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たんぽぽすずめ。
颯爽と走る車体をなぞりつつ光るトンボに見えた秋風
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ゆうくん
雲もまた 散る花びらと 舞う空に いま秋雨の 添水流るる
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ゆうくん
草叢に 緑の添水 散れば鳴る 鈴虫秋に 光る涙が
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善田真琴
みもほそりこうじはてけむみかづきのこよひはねやへとくかへらばや
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善田真琴
いしやまのふるきみてらのいしだんをてんまでのぼるひぐらしのこえ
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善田真琴
わがおもひうつしてやせしつきかげのあかきこころにいやませよごと
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善田真琴
みかづきのはやにしぞらにかたむかばなにをよすがによるをこえなむ
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恣翁
嵩を増し 波の跳ぬるに驚きて 白鷺立つも 複た下りてけり
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きびなご
台風が 夏の暑さも 吹き飛ばし 足元の毛布 引き寄せかぶる
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ゆうくん
揚羽蝶 秋に羽ばたく 花びらは 咲く黄葉の 羽根を開いて
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ゆうくん
山に降る 色もみじ葉の シンフォニア メトロノームの 雨に鳴る歌
1
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五穀米
秋空の明けの水星瞬きて長き夜終わることの安らぎ
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十七
空高く 古き都に 咲く花は 故人を偲びて 赤く燃えなむ
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十七
仰ぎ見し 空を驅けるは 赤と青 混ざりて染まり 宵となりぬる
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夏恋
もう去勢されてしまった千代猫がそれでも春先そわそわしてた
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風橋 平
朝貌は気怠き頃に目を開く薄明薄暮薄明薄暮
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もなca
通り雨の駈け抜けし後ひんやりと夏の終わりを告げる夕風
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七霞
未明から激しさを増す雨音を疎んじながらうつらうつらと
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