うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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更紗
ほんのりと紅さすような山際に星は消えゆく 春のあけぼの
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由翁
吉野路の春の山菜今が旬 口に廣がる香りと苦み
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深倖（白子鳩）
あしびきのながながし夜をいく世経ていまだに暗き しきしまの夜
7
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文麿
鮮やかにきらめくブルー雜草が庭に廣がる星くづのごと
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文麿
リラの木に小さな緑のストライプ硬き新芽が一ミリ開き
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みやこうまし
日の暮れて人影薄き梅林を行けばかそけく梅が匂えり
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紫苑
をとめごの笑まふがごとく春ひと日たかき木梢にあんず咲きそむ
19
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あまおう
日だまりの春の気配にほだされてベンチで少し根を張ってみる
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詠み人知らず
うきうきと外套着けず出掛けるに 気圧配置に騙されている
7
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卯月
北を指す矢の形してしらとりの空一面に鳴き渡るかな
10
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由良
電車のドアが開いた途端ピルルルと鳥の鳴き声 緑風連れて
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舞
ひと冬を如何にか耐えん桜木の命新たに蕾萌え出ず
13
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偽嫁
昼夜と溶けては凍る道の端ねぼすけ春がおねんねしてる
9
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falcon
憂鬱の秘密ひろげる月影に婀娜たる蕾の憂ひをふくむ
8
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あめ
あざやかに咲きし季節の花たちも何時か色褪せ忘らるるかな
3
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コーラ
春ですか そうですね 性は命のやりとりで あるべきでしょうねぇ
4
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あめ
濃紺が黄金色に裂ける宵其処から覗く誰かの瞳
7
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庭鳥
月食のようだと眺めいつまでも消えない月は爪の形す
7
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詠み人知らず
肌触る 春風桜 散らしてく 散っても花は 咲き続ける
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柳 小枝
階にミモザの花房咲きこぼれ段々上れば海の見えたり
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