うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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聴雨
蓮池を訪ぬるものは朝咲くつぼみにとまる風のひとひら
12
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春咲
草枕 梅の雨降る 真夜中に 耳なぐさむる 蛙の歌会
10
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舞
水無月の深山に降りし白銀の雨の育くむ青の文月
9
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恵
水田を横切る風の蒼さかな重き稲穂に生れよとそよぐ
12
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海月
海鳴りの音に怯えしカナリヤも覗く晴れ間にひよひよと鳴く
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るるぶる
竹の節を切ってみよとや梅雨の月溢れ出づるは無限の霓か
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おおしまゆきこ
初夏の庭に佇むヒメシャラは俯いて咲き落ちて仰く
9
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西村 由佳里
ぶかぶかの 帽子をかぶり かけまわる 小人のような 白色の花
5
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桜園
紅芙蓉あまたの固き蕾つけ今年もわれを励ましくるるか
9
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みやこうまし
雀来てひよどりも来ぬ水浴びの小川に向かい紫陽花も散る
8
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舟人
植えられし幼き苗の揺れ起こす波紋広がるみどりの稲田
6
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聴雨
さめざめと降る雨の中ほろほろと啼く山鳩の声は鈍いろ
6
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聴雨
唐突に遠き目をしてつぶやける雨のにほひを風に聞く人
6
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聴雨
けさめ降る白ひと色の山間にやは肌めいた合歓の花咲く
10
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風橋 平
立ち食いの卓に出されて丼へ滲み入る夏かうどんの白き
7
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もなca
雨上がりつぎつぎ芽吹くみどり葉の見上げる先にもう夏の雲
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日向猫
ふわふわと夢見て咲ける合歓の花 心の棘も優しく包む
14
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たんぽぽすずめ。
幾百のまたたく星と戯れる蟻の可笑しき園の砂地や
6
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桜園
新しき友と思うか黄の服に寄り添いて飛ぶちさき蜜蜂
11
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詠み人知らず
紫陽花がみっつ咲く窓 オン・ステージ！ 百の拍手と千の雨粒
6
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