うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
無人駅 一人降り立ち 消えていく 寂しき闇の 向こう側へと
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西村 由佳里
ひさびさの図書館なんだかうれしくて人差し指でなでる背表紙
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詠み人知らず
秋色の鮮やかな朱を着こなした 婦人が刻む 傘の柄ワルツ
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真雪
学食のゴミ箱をぜんぶ「燃えろゴミ」にした誰かの情熱に拍手
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こぐまじゅんこ
恐る恐るてんとう虫を這わせます手から飛び立ちはるくん笑顔
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inosann
射抜かれて「グサリ」と音のするような吾の心境 「枯葉の歌」に
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元親兄貴
晒されることには慣れているけれど あんな言い方されたくはない
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石川順一
おにぎりが三つ豚みそそぼろかなクリームチーズも一個食べたり
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ユキ
嫋やかな 指先もがく 文字の海 溺れるような 秋雨の夜
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工藤吉生
大中小 シャボンの玉はなさけないオレに響くよ 小小中小
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詠み人知らず
いつだって ひとつひとつは嫌じゃないが コンプした日はライフがヤバい
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詠み人知らず
つひにゆく道 立ち止まる人のあり 蝕まるるも 生命燃やして
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夕夏
ありいちびかばねはこばずわがかげはこころしだいでおおえないもの
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夕夏
ありありとわかりやすいもありだけどかんじこめたいでもよめないわ
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夕夏
たじゅうよみぎたいやひゆとかけことばないようでありどちらにしても
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夕夏
われもありこころのかげがみえるときぎたいかどうかよみてたしかめ
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灰色猫
人類の苦悶を紐解く本でした五百グラムが書店に並ぶ
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灰色猫
愛情の種から芽生え育ったのなのに鋭いサボテンだったの
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中村
三十一文字に縛られずに過ごす日々はたわいもなくて紺色
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関山里桜
密雲の窓より忍び込むごとき受験生らの眠る教室
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