うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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聴雨
紫の文あてやかに書き散らし月なき夜におもひ明かさむ
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てきと杉立
明け方の水平線に綴じてあるページひらいて今日のお話
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水ノ衣
泥土に埋まるがごとく降る桜汚れ無きものやがては汚れし
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水ノ衣
椿とは自らの結を悟りし花潔くして廉と有るなり
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紹益
蓮華草 赤紫に 田を染める 蜜を求めて ミツバチが飛ぶ
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詠み人知らず
国道に沿って流れるその川は 護岸を禁じ鮎が溯上す
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夢追い人
夜のしじま裂きて聴こゆる手水鉢水琴窟の音やさわやか
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アキラ
櫻散り晴天の日の河川敷何故か分からぬ郷愁のあり
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夢追い人
夜のしじま破り聞こえる手洗鉢水琴窟や夏に涼しく
3
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らてん
声のみを頼りにあなた探すれど 白らむ空のひばりは無常
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みやこうまし
八重桜空をさえぎり花の海 つつじ山吹揺れる波の下
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詠み人知らず
キュウリ草すがしい青に黄のしずく集めても色やはり淡くて
6
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竹
川の上散ってしまった薄紅が流れて春も流されてゆく
4
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詠み人知らず
おのれのみ何か波だつ春のゆくみどりの風に藤のむらさき
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大埜真巫子.
言葉とは 不思議な力を纏ってる呪いを吐けば自己に還る
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日向猫
さらさらと藤の花房揺らす風 運ぶ薫りに蜂も誘われ
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南美帆
昨秋に娘拾ったドングリが庭の片隅 ブナの群生
5
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デラモルテ
穀雨降り木々の梢の彩りぬ陽の燦々と花瓣を透かす
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斑鳩入鹿
道すがら街路樹立ちてプラタナス黄色の花やか弱く質素
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みやこうまし
春去りて新芽萌え立つ御所の杜 稚児の小雀、小鳩も増えぬ
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