うたの一覧
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粕春大君
天つ雁しばし待たなむ杯にやをらあらはる山の端の月
28
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水鳥
恋してる愛してるもいいけれど今日は会社に行ってください
11
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メガネ
足元は確かなれども離さぬ手 支へが要るのは心と気づけり
35
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メガネ
差し伸べた吾が手を握る老ひた手はあたたかけれど力なきかな
11
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メガネ
足元の不確かやもと差し延べし吾が手を君はしかと握れり
15
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大河
月の夜に 啼きわたりたる 風の音は 切なく響き 花を揺らせり
4
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ゆふづつ
ぬばたまの夜にうつる似姿を みつめる心 とざす双眸
2
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ととぅ
メンデルが 祖父が親父が 時を越え 伝える将来 お前禿げるぞと
35
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ととぅ
友の言 寝てるときだけ眠くない 言い得て妙だ 俺も同じだ
3
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早百合
完璧な二人の世界そのものの水槽をまだ捨てれずにいる
8
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早百合
いつの日かだれかのからだ重くする君の重さは五ミリリットル
1
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ととぅ
一人旅車内で見かけり 無くすまじか 児の手の中よれよれの切符
9
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早百合
薄い紙に切りつけられし指先にほつりと芽吹くいのち色の火
3
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緋深
あなたにはもつと可愛い人が合ふ優しくしないで弱くないから
2
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士心
愛人と呼ばれることの誇らしさ 愛する人で 愛される人で
4
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8月24日生まれ
夏の日に二人で築いた砂の城 崩れて消えた晩秋の夜
3
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AK
君が好き 好き好き大好き 本当に でもそれだけじゃ だめなんだよね
2
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寝子
眼鏡越し 水玉模様に染まる街 色とりどりに 傘の花咲き
4
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ととぅ
三十一字 探しはじめた通学路 いつもと違う景色が見えた
15
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ダニシェフ
この腹は メタボだと思う 体重の 減りたることも なしと思えば
11
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