うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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忘れ路亭
氷雨降り 冬を告げるか 鰤起こし 海は荒れども 幸も運びし
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紅猫
木枯らしや 吹くや吹かぬや 過ぎ去りし 我も運ばや 紅葉と共に
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詠み人知らず
背伸びして広がる空に手を伸ばし今の幸せそっと感謝す
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緋深
終電をまたも逃したシンデレラ魔法が溶ければただの酒豪
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晶羽
腕時計 渡せずに今 枕元 腕を取ることすらできなくて
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みかなぎ
筆すすめ移ろひうつし歌に詠む未だ想ひはうつしえぬのに
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晶羽
おめでとうその一言が云えぬまま君は永遠の二十四歳
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みかなぎ
稻穗刈る金色の野の畦道に影法師追ふ高野道かな
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弦跳
苦しみを湯に溶かしては一人飲む 至極簡単な朝の一杯
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山本克夫
きみのあたま電車のゆれにかたむいてほんのすこし肩に力いれる
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秋子（しゅうし）
亜美が好き そう答えれば え なんで ならばお願い 聞かないでいて
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秋子（しゅうし）
パフィー好き 公言すれば 亜美と由美 どちらが好きと いつも問われる
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あかり
生きをれば四十になる妹の 今日は命日独り酒飲む
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早百合
マスカラとアイラインから流れくる黒い涙まで愛せよ 男子
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あかり
母親に甘えるすべ知らずきて 愛が慾しいと母逝きて思ふ
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芯平
此に譲り彼に譲らずやバス座席 義務や優しさ以外の何か
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藤居ふね
暮れなずむ街の 光と影のなか きみはいつまで ぼくを待ってる
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詠み人知らず
ぐっと冷え大根大きくなりましたこの冬もまたおでん計画
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忘れ路亭
床に臥す 友が放ちし 一言は 感謝も告げずに 逝けるものかと
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車男
理念なくわが身を守る策ばかり練る政治家に何が出来よう
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