うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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凍
まだ来ない 曇天を光が割ってゆく 神々しい朝 啓示はまだ来ない
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山本克夫
お洒落げなカフェー近所にオープンしたのでそらあ難しげな本を抱えて
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山本克夫
おんなじ電車のおんなじ車両のおんなじ場所にいつもすがりつくような朝
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山本克夫
大人だと見られてもあんがい流されやすいわたくしというものが
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武谷有人
スペースデブリ片付けてくれるヒーローの 登場まであと七十余年
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ふみまろ
飾りなどいらないけれど飾るなら枯れても残る矢車草を
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ふみまろ
錆びついて取れなくなった飾りだけ三途の川に捨ててきました
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ほたる
夢覚めて わたしの心に傷ひとつ ウイスキーボンボンなめてるみたい
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ほたる
湯豆腐を 食べるわたしの口元が こどものようだと 笑う君あり
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ほたる
冬空の 幾多の星を見上げれば 我がなやみなど 雨の一粒
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鷹雪
こぼれ出た ここにいます の呟きを叫びたい夜 叫べない夜
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鷹雪
親しげに曇りの空が肩を抱く 俺はその手を冷たく払う
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しょこら
玄関の鍵を開け戸をガラガラと鳴らすと野良猫小声で鳴けり
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しょこら
玄関の鍵を開け戸をガラガラと中に入ると猫が寄り来る
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しょこら
父の死後空き家となりし故郷の実家の部屋に明かりを灯す
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しょこら
野良猫は人のぬくもり知らねどもぬくもり求めて我に寄り来る
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しょこら
父の死後たびたび帰る故郷に野良猫住みし我を迎える
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詠み人知らず
春一番 風に戸惑ふ 君の手を 握つて歩ける チャンス到來
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詠み人知らず
滿月の 櫻の木の下 縁側で 酒飮み頬まで 櫻に染まりし
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詠み人知らず
風に舞ふ 櫻吹雪の 中の君 櫻の羽衣 纏ふ天女か
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