うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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板じい
ゆく鳥の 小さく高く 向かふ空 色移ろふも 姿消ゆまで
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文月郁葉
またひとつ飛ばされていく両の手で強く握ったはずの希望を
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文月郁葉
北へ北へこころを運ぶふるさとも明日には白く染まるのだろう
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きやし
日記には 酸い日甘い日 混ぜこぜで 詰め合わせ菓子に にてるのかもね
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きやし
校舎の 五階の手すりに 足をかけ 風がそで切る 私のリスカ
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ぷよよん
最後だと一回多く交わった貴男の気配からだに残る
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ぷよよん
水没か破損したなら諦めるあなたがくれた優しさ全部
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ぷよよん
確かなる君の入り口そっとふれ目を閉じ馳せるその成長
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ぷよよん
侘助にそっと降り積む綿帽子恥ずかしがり屋をかくまうように
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ぷよよん
痛いほど女なんだといわれた日どんな顔して眠ればいいの
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武谷有人
ハイボールからりからりと飲みながら静けさに泣く君のいない日
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ふみまろ
とりどりの凧を抱けるこの空に夢を残せる少年の日々
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車男
北窓に冬の陽うつす白壁の納骨堂が鎮座まします
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栞
あのひとと呼ぶ発音に思うよりいとしさ滲みこころが跳ねる
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詠み人知らず
おめでとう新年号が届きますちょっと待てよと思いつつ読む
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瀬波麻人
明け方に魔法がとけたわたしもう涙をとめる術をもたない
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山本克夫
はらはらとポートレートの散るよるの君のゑがほは過去形である
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山本克夫
強引によるはやつてきてざんこくにぼくのあつめた折り鶴を奪ふ
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山本克夫
ばらばらにとびちつた感情のために吸引力の衰へない掃除機を
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武谷有人
昨年はお世話になりと書くけれど一度も会ってなかったりして
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