うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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只野ハル
手術養生などありて久々に参れば墓の草深く在り
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向日葵
知っている？あの観覧車ハムスターが何千匹もで回してるんだよ！
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諏那布
映画観て僕も貝になりたいともう云わないよ泣かないでゴメン
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はづき生
積み上げた本の山から一冊を抜き取ればゆるく軋む音する
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紫苑
くちべにを署名に代えて文遣りし若き日は愛のいたみ知らざる
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月子
掌の機械に残る文章に 一喜一憂その意味を知る
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波江究一
煩悩の垢掻き落とすごとく書く歌なれ一向浄まはらぬ身
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波江究一
わが窓を開けて見おろすじつと薔薇嗅げる女のかそけき未練
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メイ美
頬つねり笑顔でいてねと言うならば 悲しい気持ちにさせないでと請う
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向日葵
どうにもならない想いを放流すので 釣り上げた人 捌いて欲しい
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メイ美
胸板に耳を押しあて心音を聞けば激しく愛されりを知る
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水煙
花の頃過ぎえて黒く濃く強く沸き立ちつづく緑葉のように
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水煙
巻き取られ乾き白んだ朱のホース水を放ちて虹為す日待つ
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メイ美
覗くならぜんぶを見てて吾の中 万華鏡 幸を迎える光
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庭鳥
リラックスあれやこれやと鳥小屋で理屈をこねて既にだらだら
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庭鳥
鳥小屋に理不尽叫び柿の種憮然とつまむ鳥がおります
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庭鳥
我儘のレンガ積み上げ妄想を今宵も重ね浮き世漂う
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庭鳥
庭に棲みガツガツ食べる宵っ張りもうすぐ三十路銀行に行く
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雲のジュウザ
八つ衢 砂漠に諸手の 泪を注ぎしや いづれは緑も 華も咲かうぞ
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さる
真っ黒な ギャングのごとき 鴉らの 並びてとまる 威嚇するよに
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