うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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天野まどか
頼りなく露出している首筋に秋風吹けば速足で行く
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天野まどか
幼子が次々飛ばすシャボン玉消えゆく果ての高き秋空
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音蔵 雅秀
供え花 いつも白ゆえ 今日は黄か いや赤にすや 菊花色々
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舞
鈴蘭の実は紅に秋の日を言葉少なに独り過ごして
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び わ
待合の椅子に座って家内待つ前を行く人様々模様
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茂作
たまさかに食ふものにもが珠洲の海の 朝に採りたるあはびお造り
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夕夏
いきものはもうかえぬとしまじかとかわれよりながくいきるげんじつ
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横井 信
秋らしい雨のあがった帰り道夜の田んぼをぐるりとまわる
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独独静
眠れずと 瞼を閉じて 繰り返し夢か現か 分からずの月
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仙人の弟子
路地裏の壁に落書き拙き字絶えて久しき子供の姿
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痴光山
しとしととくどき秋雨いとにくし 「雲の上の蒼穹行き」ドローン欲し
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ななかまど
弱竹が秋の夜長をざわつけば雪虫が来てすぐ冬が来る
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継海
霧雨や張り替えられたポスターが笑顔ふりまく無人の門扉
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へし切
初採りも永田の村に生る蜜柑いずれも同じ腐れ実なるかな
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音蔵 雅秀
天井に ゆらゆら揺れて蜘蛛の垂る 共存は不可ハエ叩き駆除
1
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音蔵 雅秀
熱引かぬ 高くなけれど日々つづく 薬変えたに効果はまだか
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舞
海の底宇宙も走る電車たち溢れて出でる子どもらの夢
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独独静
小腹との 相談終へて 抱へ込む余をおかしやと 人は云ふなり
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夕夏
にちぎんよもちかぶすべてにーさにてじかんをかけてしょぶんするべし
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夕夏
ものいえばふところさむしにーさかなざいけいちょちくにてひなるかな
1
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