うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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由縁
晩白柚 重々しき響きなれど ひとめでとりこ 姿 味 香り
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悠々
ほんのりと空に紅さす初桜 花喰ふ鳥らはや枝に満つ
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詠み人知らず
田に水が流れ満ちゆく春の来ぬ農夫もひとりふたりと見えゆ
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詠み人知らず
岩肌に彫られし仏小さくも巌は高く重々しくぞ
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聴雨
春便りたづさへけさの風訪ひて姫立金花の花びらに置く
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村上 喬
春風がつま弾く音色が聞こえたらもうすぐ雪もとけてゆくはず
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紫苑
早咲きのさくらの蕾すずなりに来たる弥生のうたをふふみぬ
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たゆむ
夕暮れよ窓にたゆたう船浮かび粉ミルク色に溶ける月夜
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たゆむ
春はじめ起き上がる朝静かなるふくらむ硝子頬膨らせ
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聴雨
瑠璃鳥の歌こぼれしや点り咲く青一色に野辺を染めつつ
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速魚
濃く薄く連なる山を紫に染めあげ冬の日はうすれゆく
20
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舞
桜木の幼げな芽に降り残る雫に映す朝の輝き
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千尋
白浜が闇に溶けゆく刻々と 波音だけを置き去りにして
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千尋
銀座駅Ｃ８出口を蹴破って 地下へ流れし桜前線
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詠み人知らず
Ｇｏｌｄと同根の語はＯｌｄだ 今夜の笑い 「ゲッツ」でいいね？
8
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詠み人知らず
もう古い花金の夜できるなら 一人でいたい 無機質がいい
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亜貴
窓揺らす春一番に攫われて今いるこの街見下ろせたなら
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西村 由佳里
昼日中雲が運んできたものは終わりの見えぬ風のまたたき
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詠み人知らず
耐え忍ぶ日々さえ風が連れ去って笑顔ほころぶ春になるのね
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テディボウイ
春まだき告ぐ菜の花の出回れりからしをあへて暮れの日思ふ
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