うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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呉竹の憂き節
昨日こそ声は聞きしか春来ぬと人の遅きにうぐひすぞなく
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河のほとり
春来れば常はもの憂きみ山路も花の光をしるべとぞする
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詠み人知らず
あたたかな午後のひととき心地良く春をよろこび新芽は芽吹く
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解夏
花などは特に理由はないけれど億に豪奢で万に絢爛
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悠々
雪解水またあふれ出づ女体山 我が男体山はちよろちよろなれど
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秋日好
十六年待つしかないのに心なき雲は隠すか今日の日蝕
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千尋
１９度のタイムラインに花の香が溢れて我は郷愁を知る
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林林
冬眠より目覚めし蛙ゆっくりでえさにもすぐには食いつかなくて
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詠み人知らず
すずめにも春が来たるか群がりぬ落ち穂はなくも花が咲きたる
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芳立
もろ人のはやしにひとり早咲きの桜はけふの名のみこそ立て
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呉竹の憂き節
思ふさへしづ心なき桜花さきに越えけふ忘れはてまし
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那原はしえ
日に温く梅蜜探る鳴き目白待ちわびて春呼び入れてはと
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半格斎
窓に入る陽差しの位置やわづかづつ 高くなりてや春は來にけり
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詠み人知らず
茶のような緑のような淀みあり それを川だと言われて育ち
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詠み人知らず
国産の米や野菜がウリになる五穀豊穣願ふ神あり
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十薬
枝先で彈けんばかり蕾張る春の歩みは三寒四温
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松本直哉
春あさき庭のはだらのしたもえに星ふるごとしはなにらのはな
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亜貴
ホームにて電車待ちたる私に吹く風 日ごとぬるみを孕む
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悠々
若鮎のさくらふぶきを背に負ふて さかのぼりゆく人生の川
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松本直哉
あかあかとあさひあふるるバルコンにころもをほせば鳥のしば鳴く
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