うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
湯気の中追い炊き消して風を聞くかすかに届く踏切の音
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水無月
蜘蛛の子が糸を垂らして懸命に上ってゆくよ物干しの竿
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コーヤ
風強き昨夜ころげた団栗は落ち葉の上で背比べをして
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詠み人知らず
発想の上下左右を逆にして 青い鳥など 探さぬことだ
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舞
コスモスの花一輪に秋の風揺れて涼しと鈴虫も消え
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秋日好
絨毯の上迫りくる大蜘蛛にリモコン並べて障壁つくる
11
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永草御行
滅びつつある種族だね僕たちは それでも僕はヒトが好きだよ
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たけくらべ
鼻つまみ銀杏拾ふ御襃美は母特製の茶碗蒸しなり
8
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桐生賄
もうじきに 咲きそな菊の 蕾たち 倒れてなるかと 強風に耐え
13
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コーヤ
陽が昇り光がそそぐ家並の輝くかなたの富士山拝む
12
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夢士
フジバカマまたホトトギスやルコウソウ赤花に入り咲くは白花
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falcon
坂道を落ちくる野分はかなげになびく野菊の憂ひを含む
17
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詠み人知らず
大盛りに挑戦すべき体力と 気力なければ それが中年
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千映
紅葉をゆくりゆくりと感じたい台風が少しこれを阻むか
6
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桐生賄
葉桜の 並木が徐々に 色づいて 秋深まりし 我が学び舎も
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千映
みちのくじゃ秋というより冬支度ひざ掛け恋しい夜を迎えて
12
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西原澪
仲秋の名月だったあの日から 見上げるたびに欠けていく月
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コーヤ
紅葉の輝く木の葉散りゆきて燃えた心は儚く切なく
13
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コーヤ
黄金の棚田で稲穂に鎌を入れ実りた笑顔収穫まつり
11
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大さん
枯れ枝をタクトに秋の演奏会 虫の音達をオーケストラに
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