うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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まるたまる
人の不幸を美化させてそら泣けとどんな驕った心の作用
16
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さる
霊前にいかに語るもむなしかる戦火に散ったいのち帰らず
9
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芳立
うつそみの憂へもしらぬ若人がテレビに泣けるなみだ中毒
16
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トーヤ
現実は回り続けるものだけどこのコマだけは止まる定めで
6
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トーヤ
何気ない呟きで開く入り口はお盆休みの甘い思い出
6
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芳立
いつまでやをだて大和のたみくさは巣鴨の檻のすみにおそれむ
13
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芳立
おのづから九段の杜を忌みたりし大御心を諌めまうさむ
9
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みなみぐち
伸びたゴムみたいな日々を過ごしつつ焦りの波が押し寄せてくる
3
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櫻日 誠
靖國で出會へましたか英靈よ鳩の亡國憂ひでいぬか
5
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山桃
月草のまだ開けやらぬまなぶたの露のま青きつやなつはあり
11
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ふきのとう
つらく苦しい現実は読むほどに心に重く我拍手できず
12
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詠み人知らず
太文字の「泣ける」と「抜ける」すげ換えよ 涙腺オナニー教の福音
7
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たんぽぽすずめ。
凜と咲くハイビスカスの写メを抱く別れてすぐの日曜、晴れる
13
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腕鷹
署名書にならぶ三つの家族の字どこか似ていて笑いこぼれる
6
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ひろん
鏡ごしふと合う視線のふいうちが二重になって二人を襲う
1
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広瀬 光
雲曰く 空は巨大な キャンパスだ 犬や鯨や 七色の橋
5
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恣翁
父母の 間を兩手 引かれつつ 足取り確かに 歩む幼子
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沙羅
輝いて生きるために必要か不必要かはわたしが決める
21
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まるたまる
些細なる夫の言葉に傷ついて洗濯機前指定席で泣く
68
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沙羅
わがままで申し訳ない 人生は楽しくないと酷く不幸だ
16
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