うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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ななかまど
早ばやと秋の日差しは山の端へ早く帰れと叱りて沈む
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松本直哉
白鳥のゆくへ知らずもさびしさの果てなんくにへ飛び去りぬらむ
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天野まどか
米を炊くことも忘れて独り居る板間の上を秋の風吹く
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天野まどか
ホバリングしながら覗くスズメバチ我が家の隙につけ込むごとく
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茶色
窓を開け涼やかな風目を閉じる頬に感じた秋の口づけ
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舞
飼い主の老いにあわせて犬もまたのたりと歩む秋桜の道
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茂作
あしたには女主人戻ると人の云ふ 薔薇のつぼみのふふめりて待つ
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び わ
雨模様風も吹き荒れ干し物がひらひら舞って草木も騒ぐ
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音蔵 雅秀
人類が利己への囚われ捨てられば 別の世界が広がるだろうに
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音蔵 雅秀
大地震 酷き爪痕残せしに 今度は大雨能登を追い打つ
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横井 信
暑くても秋は近づく柿の実の風に色づく狭い路地裏
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海野 冬雪
山影に拓かれた田は誰の命 稲穂九月にあおき直立
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よろづ萩葉
長月の望月見上げ思うのはあなたと共に歳経る喜び
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茶色
風の音が妙に何処寂し気で鳴いて呼ぶのか恋しい秋を
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茶色
夕焼けに染まる海辺に猫たちが不思議な表情でどこかを見てる
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ななかまど
秋雨が植えたばかりの白菜の幼葉をたたけば湧く母心
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さえね
ほうろうのちさき鍋にて柚子ジャムを煮詰める朝よ 永遠となれ
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へし切
お供えのおはぎを一緒に頂こう君におねだり今日はお彼岸
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芳立
夏すぎて残る暑さにあきたるもさりと西より喚びたまふころ
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舞
オホーツク蹴り来る波の穏やかに昏き海より秋は来にけり
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