うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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水中あやめ
行く末の儚き身とて「忘れじ」と心に誓う山梔子の花
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キノシタサトル
寶石のやうな硝子があるでせう それで僕らは滿足でした
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十六夜
もし今度あなたに会える日が来たらきっと私は泣くのだろうな
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十六夜
五月雨の気配も気付かないほどに走り続けてすでに水無月
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螢子
白合歓に夢をたくそう父の日に少し愛して長く愛して
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光源氏
うばたまの闇のうつつに浮かれたる夢にいくらの価値を見いだすや
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螢子
鏡の前立てばお岩の顔のあり侮るなかれ花粉症かな
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ひすい
手間をかけ珈琲淹れたい時もありカップに満ちる雫は私
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浅草大将
実らねど頭にしろき五十のかみ古き早稲田のみどり偲はゆ
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光源氏
ことさらに心のまなこをきはだてど戀のいろはも知らぬうたかた
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トーヤ
人間のエゴで滅びる生態系頂点ゆえの重き責任
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林ユキ
チョコレート欠片残した銀紙の裂けたこころが途方に暮れる
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平 美盛
詠みかけの 歌の続きは 貴方との 恋の道行き 二人の時間
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みなみぐち
晴れた日に「海が見たい」と言いたいな言いたい人に会えたらいいな
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光源氏
人を思ふ言の葉よせどうはの空風のまにまに永久に亂れめ
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トーヤ
何もかも駆け足すぎて真実をテーブルクロス引くかのごとく
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水島寒月
槙の木のむこうに夏の雲湧きぬ白磁のごとき雲であるかな
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聴雨
あかねさす紫雲たなびく夏空にこがねの星の色を添へをり
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只野ハル
忘れてしまえる新しい恋にまだ出会えていないランプポストに
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光源氏
涙川心こもらぬ歌の瀬にしがらみかけてせくはむなしき
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