うたの一覧
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ビビ
砂漠から小さな卵抱き上げる 向こうに流星 泣いてはいない
7
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詠み人知らず
予報図の傘のマークを青じゃなくいろんな色に塗りたい雨の日
11
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Kantの娘
直ぐそこに福祉国家の無理が来て楢山節の時代再来
14
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詠み人知らず
灰色の空へと届け爪先のメタルピンクは憂鬱を知らない!
11
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庭鳥
太陽の光のもとで君と会うことができたら幸せでしょう
13
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ほたる
片恋の胸潰されし青春のかけらは宝石、ピアスにしたい
5
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庭鳥
薄暗い蛍光灯がわたくしとあなた見守る証人でした
10
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聴雨
夜も更けてなだめるごとく雨募り心の起伏いと緩らかや
16
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庭鳥
わたくしとあなたをかこむむきだしのコンクリートをいまはなでたい
7
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庭鳥
朝もやのカヌーに揺られ羽根青き小鳥に向けて瞳シャッター
5
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庭鳥
いっちょ前つぼみつけたるクレソンの頭摘み取る風が吹く夜
2
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光源氏
長良川みだれし波はたゆたふと戀の篝火ひと夜の夢ぞ
8
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リンダ
歳らしく歩け歩けと母が言う歩くと雲を詠むから無理だ
4
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聴雨
越されぬとかつて云はれし大井川おそらく鼠も悠々わたる
2
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リンダ
あがくとはこういうことを言うのだろ五十路手前で無茶が歴然
2
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リンダ
引力をボルタリングで知るなんて体重支えぬ吾の腕かな
3
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下地杏
耐え難い空の青さだあの時のあなたの顔を思い出せない
6
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下地杏
夕暮れに午睡のゆめを逃がす部屋蛍光灯をパチリと点ける
3
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ほたる
数年の二人の時を顧みてあなたは何に例えるのか、今を
8
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詠み人知らず
露草の青で記そう秘め事はひと雨ごとに淡く消えゆく
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