うたの一覧
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加祢
髄までも見透すごとき医者の眼の動かぬ光に抗へもせず
19
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やすむ
押しボタン押したつもりで一分待つ君からメールも来ない一分
2
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やすむ
耳かきのホワホワばかり優しくてそれがどうしたってんだ七月
4
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詠み人知らず
枕元小さなかなぶんやってきてかおにとまりておおさわぎする
10
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さなせそ
男じゃなくなった男は男じゃなくなった男を好きになるのか?
2
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みずたまり
徒の無き言葉笑顔に温められ気が付けばもうこんな処まで
6
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さなせそ
いろいろと失礼だけどあとそれとふざけてないし嘘じゃないけど
4
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浅草大将
酒にのみ身を焼く夜は夏ごろもひとへに恋ほし梅雨寒の風
18
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芳立
みながみなおのが力に生くといふ水ひとつぶも作らぬものを
11
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ゆき
張り裂けた心は一先ず仮縫いで仕事にいこう なんとかなるよ
2
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芳立
すれちがふヘッドライトの神恩のひとつひとつに切り裂かれたり
11
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浅草大将
雨音の絶え間絶え間にさみだるるまだ秋も来ぬ夜の虫の声
15
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ほたる
ぽたりぽたりと雨粒の土に染みるごと人を恋する梅雨寒の夜
12
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由良
蛍火の欠片程でも構わない君の心に残っていたい
3
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庭鳥
電子本なるものあると今更に知りてのこのこ書き出してみる
6
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庭鳥
耐え切れずしっぽおとした日の夜は比喩だけでなく首がさみしい
7
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螢子
朝顔の芽はぐんぐんと伸びてゆく朝陽吸い込み咲くその陽まで
15
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由良
今夜は白い雲がまだ見える不思議な天気君に会えそう
2
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庭鳥
ざっざっと足音高く雨が来るだけど萎れた葉は戻らない
6
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由良
会えずとも繋り感じ得るものを与えて欲しいと星に願う日
4
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