観月りょう さん
のうた一覧
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何氣ない毎日の出來事が時を經てかけがへのない幸せと氣づく
平成二十一年十月七日
13
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おもひわび風にただよひ舞ふひとの心は波のひかりなりける
平成二十一年十月十二日
9
今もむかしも恋したふ心は水面に揺...
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彷徨の ガレキの中に人在りて 遺品看る背に 風と陽あたりぬ
平成二十三年六月四日
7
あちこちさまよいながらガレキの中...
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風ふけば被害がでると思へども心どこかにその風を好く
平成二十一年十月八日
5
台風が好きだとそんな大それたこと...
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突然の 搖れと波とが振り掛かり氣づきしときは 我が身ひとつで
平成二十三年六月三日
5
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息子さんは どこに行ったのと聞く我に まだ見つからないのと 頭をたれぬ
平成二十三年六月四日
5
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また連休暇あり金なし家に居り窓外眺め雲に身をおく
平成二十一年十月十二日
4
連休が多く、その度に出かけるわけ...
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湯の中で欠けた歯を見せ笑む人のまなこの奥に父の影見ゆ
平成二十一年十月十六日
4
湯船の中で欠けた歯を見せながら笑...
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さらさらと風にあおられ葦の莖柔なりしもたをやかにけり
平成二十一年十月二十一日
4
強くあらんと昔は鍛えたが心も硬く...
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しけ寒のアカシヤの葉のそろ落ちて落ち葉の焼くる秋はきにけり
平成二十一年十月二十七日
4
掃いても掃いてもたまるその葉っぱ...
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月落ちてまだ花閉じぬ金木犀香りひかれしその宿に入む
平成二十一年十一月九日
4
道に迷ってたらあまりに美しい花が...
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ピチピチと野鳥飛び交う町並みは光る息吹の満ち満ちてをり
平成二十一年十一月十三日
4
朝の光はさいこう
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みわたせば どこもかしこも瓦礫山 生死をわけた ものはいづこよ
平成二十三年六月三日
4
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ただいまと ああお歸りなさいその平凡が今遠くになりしふるさとの家
平成二十一年十月七日
3
ただいま~近所から聞こえた子供の...
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うつすらと窓邊に見ゆる雪化粧月の燈りになお白くして
平成二十一年十一月四日
3
満月の灯りが寒い外をいっそう寒々...
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風止みて草木も眠る丑蜜に月の灯りはこうこうと燃ゆ
平成二十一年十一月四日
3
低気圧の風と雪がやんで静になった...
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しらじらとため息霞む窓の外更け待ち月に君が影見ゆ
平成二十一年十一月九日
3
愛しい君を想い窓のガラスが私の息...
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たらたらと流れる窓の朝つゆに眠れぬ夜の想いをなぞり
平成二十一年十一月十三日
3
人の関わりは少しずれてもかみ合わ...
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窓開けて朝の光が一筋に淀む空気の色変えにけり
平成二十一年十一月十三日
3
カーテンを開いて朝の空気のすがす...
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台風が来る前には他人事命なきとは思わぬものを
平成二十一年十月八日
2
誰もまさか自分が今度の台風で被害...
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