観月りょう さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 彷徨の ガレキの中に人在りて 遺品看る背に 風と陽あたりぬ 平成二十三年六月四日 7 あちこちさまよいながらガレキの中... もっと見る
- 息子さんは どこに行ったのと聞く我に まだ見つからないのと 頭をたれぬ 平成二十三年六月四日 5 もっと見る
- たずぬれば 陸前高田の 避難所に 髮束ねながら 友紅く笑ふ 平成二十三年六月三日 2 道なき道を探し訪ねてようやく友の... もっと見る
- みわたせば どこもかしこも瓦礫山 生死をわけた ものはいづこよ 平成二十三年六月三日 4 もっと見る
- 突然の 搖れと波とが振り掛かり氣づきしときは 我が身ひとつで 平成二十三年六月三日 5 もっと見る
- ピチピチと野鳥飛び交う町並みは光る息吹の満ち満ちてをり 平成二十一年十一月十三日 4 朝の光はさいこう もっと見る
- 窓開けて朝の光が一筋に淀む空気の色変えにけり 平成二十一年十一月十三日 3 カーテンを開いて朝の空気のすがす... もっと見る
- たらたらと流れる窓の朝つゆに眠れぬ夜の想いをなぞり 平成二十一年十一月十三日 3 人の関わりは少しずれてもかみ合わ... もっと見る
- しらじらとため息霞む窓の外更け待ち月に君が影見ゆ 平成二十一年十一月九日 3 愛しい君を想い窓のガラスが私の息... もっと見る
- 月落ちてまだ花閉じぬ金木犀香りひかれしその宿に入む 平成二十一年十一月九日 4 道に迷ってたらあまりに美しい花が... もっと見る
- 風止みて草木も眠る丑蜜に月の灯りはこうこうと燃ゆ 平成二十一年十一月四日 3 低気圧の風と雪がやんで静になった... もっと見る
- うつすらと窓邊に見ゆる雪化粧月の燈りになお白くして 平成二十一年十一月四日 3 満月の灯りが寒い外をいっそう寒々... もっと見る
- 初しぐれ雪も混じりの文化の日満月と聞いて窓明けてみる 平成二十一年十一月四日 1 雪もちらちらの文化の日、まさか夜... もっと見る
- しけ寒のアカシヤの葉のそろ落ちて落ち葉の焼くる秋はきにけり 平成二十一年十月二十七日 4 掃いても掃いてもたまるその葉っぱ... もっと見る
- さらさらと風にあおられ葦の莖柔なりしもたをやかにけり 平成二十一年十月二十一日 4 強くあらんと昔は鍛えたが心も硬く... もっと見る
- 湯の中で欠けた歯を見せ笑む人のまなこの奥に父の影見ゆ 平成二十一年十月十六日 4 湯船の中で欠けた歯を見せながら笑... もっと見る
- 足元の危うし人も湯に浸かりあぁいい湯だと顔紅くして言う 平成二十一年十月十六日 2 すべる床をあぶなっかしい足元で湯... もっと見る
- 銭湯の脱衣に手間取る老人のよろろ歩きの腰骨細し 平成二十一年十月十六日 1 歩くのもおぼつかないような老いた... もっと見る
- おもひわび風にただよひ舞ふひとの心は波のひかりなりける 平成二十一年十月十二日 9 今もむかしも恋したふ心は水面に揺... もっと見る
- また連休暇あり金なし家に居り窓外眺め雲に身をおく 平成二十一年十月十二日 4 連休が多く、その度に出かけるわけ... もっと見る
